golf swing.jpgWS000042.JPGWS00004011.JPGP2260788のコピー.jpg

「運動と骨」に関する基礎的・臨床的研究

━━━研究の目的/背景

  • 高齢者の3大運動器疾患として,腰部脊柱管狭窄症,変形性膝関節症,骨粗鬆症が挙げられます。当施設では,骨粗鬆症予防の観点から,「運動と骨」に関する基礎的・臨床的研究を行っています。
  • 骨粗鬆症は閉経後女性に多発しますが,それによる骨折を予防するためには,成人期に獲得されるPeak bone massを高めること,閉経後の骨量減少を緩和することおよび高齢者では転倒を予防することが重要と考えられます。特に,Peak bone massを高めることが最も重要とされていますが,若年女性では,スポーツ選手の3主徴(摂食障害,無月経,骨粗鬆症)やビタミンD不足の問題などから,十分なPeak bone massを獲得していないばかりでなく,それらに関連すると想定される疲労骨折も大きな問題となっています。

━━━基礎研究

  • 成長期のラットや閉経後骨粗鬆症モデルである卵巣摘出ラットを用いて運動が骨代謝やビタミンD代謝に及ぼす影響について検討し,骨量増加に効果的な運動の種類とその強度,頻度,時間,期間などを明らかにするとともに,運動による骨量増加のメカニズムについても研究しています。
  • また,老齢ラットを用いて運動が筋肉や骨細胞に及ぼす影響についての研究も行っています。「運動と骨代謝」に関して研究報告の多いState University of New YorkのHealth Science Centerとの共同研究も行っています。

━━━臨床研究

  • アスリート外来では,スポーツ選手の骨密度や骨代謝マーカーなどを測定し,Physical fitnessやスポーツ種目が骨に及ぼす影響についての研究を行っています。また、ビタミンD不足が骨密度や骨代謝さらには疲労骨折の発生に与える影響についても調査しています。若年女性に対しては,ジャンプ運動が骨密度,骨ジオメトリー,骨代謝に及ぼす影響についての研究を行っています。閉経後女性に対しては,エアロビクスやウォーキングが骨密度や骨代謝に及ぼす影響についての研究を行っています。高齢者に対しては,栄養指導と薬物治療を行うとともに,柔軟性,筋パワー,身体バランスを改善するための運動や全身振動刺激運動(Whole body vibration training)が下肢運動機能や転倒回数に及ぼす影響に関する研究を行っています。臨床研究については,慶應義塾大学スポーツ医学研究センター,慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科,女子栄養大学と連携をとっています。
  • tcrm-9-001f1.jpgtcrm-9-001f2.jpg

━━━今後の展開

  • アスリートから高齢者に至るまで骨の健康を維持することを目標に,運動あるいはスポーツを学問的にと捕らえ,臨床的問題を明らかにし,それを解決するための基礎的研究を行い,その結果を臨床の現場に反映するというスタンスをとっています。現在,基礎的・臨床的研究からのエビデンスが蓄積されつつあり,それに基づいて適切なアドバイスや治療を行っています。

研究のご紹介

フィットネス方法の開発

健康寿命の延伸LinkIcon

動作解析

スポーツバイオメカニクスLinkIcon

運動と骨代謝

基礎的・臨床的研究LinkIcon

ACL術後リハビリ

リハプログラムの開発LinkIcon

加速度トレーニング

効果と最適強度の検討LinkIcon

ウォーキングマイレージ

運動療法継続のための仕組みLinkIcon

高強度インターバル

トレーニング頻度と効果の検証LinkIcon

メディカルフィットネス

効果と方法の検討LinkIcon

妊娠糖尿病

運動プロトコルの作成LinkIcon

腹部筋肉内脂肪

運動習慣と脂肪量の関係LinkIcon