スポーツドクターの役割

スポーツドクターの最も重要な役割は,スポーツ選手の外傷や障害に対して,一般の人と同様の治療を型通り行うのではなく,個人のスポーツ種目やレベルまで考えて,早期のスポーツ復帰を目指した治療を行うことです。そのためには,治療中も心肺機能や全身の筋力,更にはモチベーションの維持などが大切で,スポーツ医学に関する総合的な知識が必要となります。

また,これまで生活習慣病や骨粗鬆症などに対する運動療法は,それぞれの専門分野で別々に行われ,患者さんの状態や運動能力を総合的に評価することはされてきませんでした。これらの疾患に対して患者さんの様々な能力を把握し,個別化したメニューを組むこともスポーツ医学に今後期待されている分野です。したがって,スポーツドクターには,これらの治療にあたっても総合的な知識が要求されます。

 スポーツ医学を学問にする

スポーツ医学の分野は「やる前にストレッチ」,「終わったあとはアイシング」等,経験主義がまだまだ強いようです。ストレッチをすると「本当に筋肉が伸びるのか」,「どの繊維が伸びるのか」,「どの位すればどの位の期間効果があるのか」,またアイシングをすると「本当に温度が下がるのか」,「下がると炎症が本当に抑えられるのか」等,十分に解明されていないことだらけです。このような経験に基づく治療法を一つ一つ証明していく,すなわち「スポーツ医学を学問にしていく」ことが求められています。

 「真のスポーツドクター」

最近,スポーツドクターを目指す医学生や研修医がどんどん増えています。「何となくスポーツ選手と関わりたい」という漠然とした気持ちでスポーツ医学を選択する人もいます。しかし,単にスポーツ現場で,その場その場の治療を行うのではなく,スポーツ選手がどのようなトレーニングをすれば怪我をしないか,しかもパフォーマンスを向上できるか,怪我や病気をしてしまったら,どうすれば早く復帰できるかなど,スポーツ医学を広い視野で見ることのできる「真のスポーツ医学」を実践する「真のスポーツドクター」に育って欲しいと思います。

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