スポーツ外傷・障害、生活習慣病等の予防因子の探索的研究

研究代表者:木村豪志

アスリートやスポーツ愛好家にとってスポーツ外傷・障害はパフォーマンスを低下させ、重症な場合にはスポーツの継続を難しくしています。

野球における球数制限などスポーツ外傷・障害を予防するために様々な施策が行われていますが、確立された方法は未だになく治療に苦しんでいる例は少なくありません。

また生活習慣病患者の方などに対して「1日1万歩」などの有酸素運動が推奨されており、運動不足は死に関係する要因の第3位となっていることから、生活習慣病等の内科的疾患の予防に運動は重要と言われています。

しかし有酸素運動の健康効果は日常生活活動レベルを超える運動強度が必要なため、高齢者では筋力不足により運動強度が足りていないことも少なくありません。

このように、運動は老若男女問わず必要不可欠なものですが、実際の現場で予防のための指導や運動方法の提供を実践する上では、未だに明らかになっていないことが多い状況です。

私たちはこれまでの診療やメディカルチェックの結果から、スポーツ競技や生活に大きく影響するスポーツ外傷・障害、生活習慣病等の予防因子を明らかにするために研究を行っています。

研究代表者:木村豪志
連絡先:tkbrand@keio.jp