身体活動量が妊娠期耐糖能へ与える影響の検討

研究代表者:田畑尚吾

妊娠中の身体活動・運動には,心肺機能の維持や向上,腰痛の軽減,過剰な体重増加を予防する効果などがあることが知られており,米国産婦人科学会は,健康な妊婦に対して,1日あたり20-30分間以上の中強度運動を,できれば毎日実施することを推奨しています.

“妊娠糖尿病”は,母体・胎児への様々な合併症をもたらす周産期合併症の一つですが,妊婦前及び妊娠後の身体活動・運動が妊娠糖尿病の発症や妊娠期耐糖能へ与える影響に関しては,現時点で一定の見解が得られていません.

本研究では,妊婦さんを対象に,質問紙(日本語版 Pregnancy Physical Activity Questionnaire;PPAQ-J)を用いて身体活動量を評価し,妊娠に伴う身体活動量の変化や,妊娠前後の身体活動量が妊娠中の耐糖能指標(血糖値,HbA1c,GA,50gブドウ糖負荷試験)に与える影響について調査しています.

研究代表者:田畑尚吾
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