スポーツを行うことは、身体の発育・体力の向上など多くのよい影響がある一方で、ケガ(スポーツ外傷・障害)のリスクも高まります。
その中で特に、最も深刻かつ頻度が多いケガが、前十字靭帯(ACL)損傷です。ACL損傷は、スポーツ復帰までに半年以上かかるため、パフォーマンスへの影響が大きいだけでなく、将来の膝の病気(変形性膝関節症)を患うリスクが高まり、競技引退後の健康状態にも影響があります。
ACL損傷は男性よりも女性に多く、特に思春期以降顕著になることから、着地などの際の女性アスリート特有の体の使い方・動かし方(バイオメカニクス)が注目されています。
そこでACL損傷など足のケガのリスクを低減するために、スポーツ競技別に最適と思われる運動プログラムを、現在の運動に加えて行っていただき、着地動作など(下肢バイオメカニクス)の改善がみられるかを検証することが本研究の目的です。
研究代表者:マチニク アレクサンドラ(訪問研究員)
連絡先:alex.macznik@gmail.com
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